2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

Abstract拙訳: THE MIXED BLESSINGS OF MATERIAL PROGRESS: DIMINISHING RETURNS IN THE PURSUIT OF HAPPINESS

RICHARD ECKERSLEY 物的進歩による混在した恩恵 -幸福追求の減退- 国家の進歩は人々の幸福を向上させるものだと広く信じられている。しかし、(現在の定義における)進歩が富裕国において幸福と安寧を増大しているかというと疑わしい。ここでは経済成長と開…

Abstract拙訳: THE BIOPHILIA HYPOTHESIS AND LIFE IN THE 21st CENTURY: INCREASING MENTAL HEALTH OR INCREASING PATHOLOGY?

ELEONORA GULLONE バイオフィリア仮説と21世紀の生命:メンタルヘルスor病症の増大? Wilsonのバイオフィリア仮説(ヒトは生物への愛着を持つ、というもの)では、「進化の過程として、人類は生命と生命的なプロセスにフォーカスする先天的な傾向をもつ」と…

Abstract拙訳: GLOBAL PROGRESS I: EMPIRICAL EVIDENCE FOR ONGOING INCREASE IN QUALITY-OF-LIFE

FRANCIS HEYLIGHEN and JAN BERNHEIM グローバルプログレスI:生活クオリティの継続的増大のための実証 ここでは相対主義者と悲観主義者の進歩に対する考えについて批判が不適切であることを述べる。進歩はグローバルなQOLの増大と定義されるが、このようなQ…

Abstract拙訳: GLOBAL PROGRESS II: EVOLUTIONARY MECHANISMS AND THEIR SIDE-EFFECTS

FRANCIS HEYLIGHEN and JAN BERNHEIM グローバルプログレスII: 進化メカニズムとその副次作用 この論文では18世紀の進化理論的フレームワークに基づく進歩の概念を更新することを、現代のいくつかの批判に答える中で試みる。フィットネスの増大(もしくはそ…

Abstract拙訳: PERSONAL INCOME AND SUBJECTIVE WELL-BEING: A REVIEW

ROBERT A. CUMMINS 収入と主観的安寧:レビュー 従来の知見では金銭は幸福に対しほとんど関連がないとされる。このレビューでは左記に対する反証を示し、また主観的安寧(SWB)の恒常性の理論について議論する。恒常性理論は「SWBは性格によって決定された狭…

Abstract拙訳: POSITIVITY AND THE CONSTRUCTION OF LIFE SATISFACTION JUDGMENTS: GLOBAL HAPPINESS IS NOT THE SUM OF ITS PARTS

ED DIENER, CHRISTIE K. NAPA SCOLLON, SHIGEHIRO OISHI, VIVIAN DZOKOTO and EUNKOOK MARK SUH ポジティブ性と生活満足判断の構築 −総幸福は個々の合算ではない− 昨今の調査により、「どれだけ個別領域vs全般的領域の満足感のレポートが、SWBレポートにおけ…

Abstract拙訳: STABILITY OF LIFE-SATISFACTION OVER TIME -Analysis of change in ranks in a national population-

J.J. EHRHARDT, W.E. SARIS and R. VEENHOVEN 生活満足の時間的安定度 -国民ランクの変化の分析- ここでは社会における生活満足度の違いの定常性について論じる。ドイツで行われた1984年〜94年の年次インタビューを含む大規模なパネルスタディのデータを分析…

Abstract拙訳: TWO PHILOSOPHICAL PROBLEMS IN THE STUDY OF HAPPINESS

DANIEL M. HAYBRON 幸福研究における2つの哲学的問題 この論文では幸福の実証的研究者にとって関心を持つ2つの哲学的問題について論じる。第一の問題は「実証研究における幸福の心理学的意図が哲学者により伝統的に模索されてきたものとどう関係するか」とい…

Abstract拙訳: THE FOUR QUALITIES OF LIFE

RUUT VEENHOVEN 4つの生活の質(Quality of Life) 概念の整理と「よい生活」の測定「quality-of-life(生活の質)」、「Well-being(安寧)」および「Happiness(幸福)」は異なる意味を持つ語彙として表現される。あるときはすべての価値の総称として、また…

Abstract拙訳: EXPLAINING DIFFERENCES IN SOCIETAL LEVELS OF HAPPINESS: RELATIVE STANDARDS, NEED FULFILLMENT, CULTURE, AND EVALUATION THEORY

ED DIENER and RICHARD E. LUCAS 幸福の社会レベルの違いについての説明:相関的標準、ニーズ、満足度、文化、評価理論 この論文ではどの社会的特徴が主観的安寧の向上に寄与するかについて言及する。実証研究の成果がニーズ理論、ゴール理論、相関的標準モ…

Abstract拙訳: HAPPINESS PROSPERS IN DEMOCRACY

BRUNO S. FREY and ALOIS STUTZER 幸福は民主制において繁栄する スイスにおける6000名の調査に基づく幸福相関の計量経済学的分析によると以下のことが示される。 直接民主制度の進展により、個人の幸福感は高まる 人々は「直接民主的プロセス参加への可能性…

Abstract拙訳: DIMINISHING RETURNS TO INCOME, COMPANIONSHIP AND HAPPINESS

ROBERT E. LANE 収入、交友、幸福の逓減転化 哲学的かつ直感的には3つもの(主観的安寧、人間開発、正義)が高い生活の質を評価する究極の指標として機能する。複数の認知された指標(我々はこれらを認知するしないにかかわらず用いる)で、それぞれは他の…