2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ポジティブ心理学

日本社会心理学会のネットで拾った論文から。ちなみに「SWB」で論文検索すると意外と沢山でてきた。 「日本人における幸福感とは何か」 well-being は人々のpositive な評価(Diener & Seligman, 2004)であり,肯定的な感情,関与,満足と価値を含む(Seligman…

「青年期におけるソーシャル・サポートと主観的幸福観との関連」

ネット論文検索の拾い読み続き https://qir.kyushu-u.ac.jp/dspace/handle/2324/901 ソーシャル・サポート云々・・・の話はさておき、序文の幸福の定義に関する解説が参考になった。 研究が始められた頃,幸福の定義は研究者によって異なっており,生活満足感と…

「大学生におけるHappiness」の構造

http://my.spinavi.net/numinous/?itemid=36 (論文のPDF) ネット論文検索の拾い読み続き。テーマが日本の大学生に限定されていること以外については、研究の志向が自分のものとかなり近かったので興味深かった反面、僕自身がさらに路頭に迷いそうな感じが…

幸福学研究のMECE的分類?

SE

夏休み旅行先から帰還。目下の課題は来週に迫ったゼミ合宿に向けての発表である。 さしあたりこれまで見てきた幸福学の「体系化」、つまり哲学、心理学、社会学、科学分野それぞれで行われている幸福研究のアプローチを整理することを考えている。で、そして…

比較幸福学

http://www.iias.or.jp/old/research/hikakukouhuku/hikakuindex.html 多少研究の時期は古くなるのだが、国際高等研究所の比較幸福学(Comparative Studies on Happiness)を読んでいる。その報告書から吉田民人氏の「比較幸福学の1つの研究プログラム」と…

幸福の社会理論その2

前日の続き。第8回目の今日は「幸福な社会のデザイン」でした。

幸福の社会理論

[rakuten:book:12824080:detail] 関西学院大学高坂健二教授による放送大学の今年新設の科目。現在ラジオで聴視できます。 今日は個人の幸福に関する測り方についてでした。以下まとめのメモ

感情システムのリバースエンジニアリング(自分用メモ)

基本的にシステムエンジニアリングをベースとした研究科の学生にもかかわらず、その手のトピックがでてこない(笑)のだが、思いついたことを。 この分野の心理学者の研究はつまるところ「感情システムのリバースエンジニアリング」なんだろうな、と思った。…

ゴールがない不幸感(自分用メモ)

「やりたいことが見つからないときの不幸感。」これは快楽とも欲望ともあてはまらないのではないか。これに対する答え:欲望システムやそのサブコンポーネントである比較システムが変調をきたしているから。 比較対象がうまく定まらなかったり、ゴールとした…

エウダイモニア:Eudaimonia

2008-08-17 - SDM Happiness Studies - Design of Happiness -のレベル3の幸福と東洋思想的な至福(無の境地)とは関係ないのでは、と先生から指摘を受けた。 エウダイモニアとは 【eudaemonia】 ブログタイトルについて。 「エウダイモニア(eudaemonia)…

内閣府経済総合研究所「No182. 幸福度に関する研究 〜経済的ゆたかさは幸福と関係があるのか〜」

トップページ|内閣府 経済社会総合研究所 ESRIという政府系シンクタンクのディスカッションペーパーにある「No182. 幸福度に関する研究 〜経済的ゆたかさは幸福と関係があるのか〜」より。お役所の経済シンクタンクということでGDPをからめた幸福分析を取り…

Science of Happiness

http://www.amazon.com/Science-Happiness-Brains-Happy-Happier/dp/156924328X/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=books&qid=1219148931&sr=1-2 読んでいる本。ニューロサイエンスという分野で脳研究の側面から幸福を論じている。英語かつ脳の用語が沢山なのでちょっと…

「HAPPIER 幸福も成功も手にするシークレット・メソッド」

HAPPIER―幸福も成功も手にするシークレット・メソッド ハーバード大学人気No.1講義作者: Tal Ben‐Shahar,タル・ベンシャハー,坂本貢一出版社/メーカー: 幸福の科学出版発売日: 2007/12/01メディア: 単行本購入: 15人 クリック: 123回この商品を含むブログ (1…

「幸せはいつもちょっと先にある」まとめ

幸せはいつもちょっと先にある―期待と妄想の心理学作者: ダニエルギルバート,Daniel Gilbert,熊谷淳子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/02メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 80回この商品を含むブログ (23件) を見る著者はダニエル・ギルバート(Da…

「目からウロコの幸福学」まとめ2

ヒトの感情システムの連関を整理してみた。連関といいつつ、システム間のつながりはほとんどなくそれぞれは結構独立だったりする。 補足事項を箇条書き 性格の二分類、「神経症的傾向」はネガティブ感情を増幅させるフィルターのようなもの。「外向性」は欲…

「目からウロコの幸福学」まとめ

目からウロコの幸福学作者: ダニエル・ネトル,山岡万里子出版社/メーカー: オープンナレッジ発売日: 2007/03/28メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (5件) を見るDaniel Nettleという英国ニューカッスル大学の行動・進化論ベース…

Test & Introduction

Engineering of Happiess的なことを研究しようとしている。ただし、対象が漠然としすぎていてなかなか整理ができない。とりあえず、いろいろ読んだ文献の整理とか、考えていることの整理とかしたいとおもっていて、なにかよいツールがあるかなあと、いろいろ…

「How to be happy」まとめ

Gresham Collegeより。心理学の講座です。 「intense ecstasy:高密な恍惚状態」は「Mild contentment:マイルドな充足感」よりもさめやすい。長期的に見るとMild contentmentの方が幸せな状態である。 ヒトは”Mild contentment”を追求すべきである。ただし…